12.「運のいい日」(裏)

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営業電話や外回りをするなかで、運のいい日がある。錯覚なのかもしれない
が本人は運がいいと思っているのでガンガン電話が出来る。

そんな日にはリストのなかでも普段だと断られると思って電話をしないとこ
ろにも、ご機嫌に電話が出来る。結局断れることも多いが、あまりめげるこ
とがない。

逆に打って変わって運が悪い日もある。全く営業のアポが取れずに資料の送
付に切り替えても必要ないと断られ、街を行きかう人の笑顔が恨めしく感じ
はじめてドロヌマに思える。なんとかしようと確実に喜ぶ得意先へと電話を
するが不在なども重なると、踏んだり蹴ったりな心境になる。そんなときに
は、人が通る際にトビラを開けたり、エレベーターの階数を聞いてボタンを
押したりと、人に親切にする。仮にムッとされても、心で「みなさん、えが
お、えがお」と寛大な前向き人に成れる。

金曜はそんな心配もなく、いつになくいい得意先が多かった。社に戻った後
にも、その日の営業先からボトルの写真加工の依頼があり、電話中に名刺を
改めて見られたようで、ウチが入っているビルの3階、4階、8階にある会
社の名前を出されて、過去にやりとりがあったらしく、そことはウチも現在
写真加工を制作中であり、偶然の一致だった。

そうしたことを考えると「あながち運の善し悪しも錯覚ではなく、星の巡り
がいいのだ」と思えてくる。2、3いいことが続けばそんな気分になる。何
事も捉え様は大切だ。

なので、あの手この手で自分のコンディションを、カラダだけでなく、ココ
ロも整えておくのが我々の仕事では特に大切。「絵で性格判断が出来るぐら
いなのだから」と痛感する。