93.「現実を調整する」

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先週、専務から関西にて注意があったらしく、関する書籍を改めて読み返し
近しいクダリがあったので抜粋して部下数名に配布した。私が偉そうにサト
スのも雑音が入るだろうし、原本を見せた方がいい。読まぬともいい、読ん
だとて受け取り様はマチマチだ。ただ私の胸にはイタ気持ちいいほど刺さっ
た。

おおむねの内容は「人のいうことにいちいち反論するのは子供の所業だ。そ
ういうことをいってくる人は、必ずどこかにいるものなのだから、「ああ、
そう」「あ、そりゃそりゃ」「へぇ、すごいねえ」とかなんとか、適当な反
応を見せてやって、あとは気にしないのが大人だ。それが立派な社会人。」
との内容。

また同著者の別冊で「許せないことは、無理に許すな」ともあった「『なぜ
許せないのか』を考えて見ることだ。どこまでなら許せるか、どこからは許
せないのか。それがあなたの倫理観のラインである。」と。その後半は「そ
ういうわけだから、あなたも誰かに軽々しく『許してあげなさい』といわな
いほうがいい。あなたには、その人の気持ちは分からないのだから。」と。

「性格を調整するのではなく、現実を調整する」ともあった。後半には「国
と国とのつきあいを見ればわかる。『具体的にどうするか』話し合って決め
ていくのが外交だ。相手の国の性格を『直せ』『だからおまえの国は困る』
といっていても話は始まらない。それどころか、ついには戦争に直結してし
まうこともありうるのだ。」と。

それから考えると感情ムキ出しでノコギリの様に部下に怒って消耗したと更
に怒る私はマダマダだ。鋭い切っ先で部下を一瞬に叱る。その鍛錬をする修
行侍の身だ。