80.「サバイバル」

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この業界の低迷は絶対にマズイ。私は元来過敏なので、当てにならないが今
回は的を射ているだろう。事業主回覧と言われて進めながら、同時に広告会
社の回覧も進めていた。そこで受注が来るのは自転車距離のところばかり。
また大仕事よりも小仕事が多い。

会社といっても動くのは人間。この社会情勢の中、仕事があっても遠方の会
社には恐くて仕事を出さないのではないか?

1日の回覧件数を増やし名刺の大量取得もしたが、結果入力をしていると落
ち着かない。こうして内容をまとめていると冷静になるが、しばらくすると
焦る。回覧のアポも取れにくい。電車に乗って遠方に行けばアポも取れるが
現実に受注は近場が多い。そこで近場でアポを取る。近場は過去スタッフが
断られているので電話をするのも重い。断られると焦りが増す。社で結果入
力をすると落ち着かず、1件回覧をしては社に戻って結果入力をするが、断
られた内容も入力するので時間がかかる。焦るのでサッサと済ませて再度回
覧に向かう。

効率が悪いが落ち着かない。ただ近場の回覧からは、受注に繋がる確率も高
い。医療メーカーにも行くが受注は無い。バント、盗塁、スクイズでもいい
ので点を取れ。ホームランも狙うが、ホームラン狙いばかりでもいけない。

朝7時半頃、コンドウの母さんと話した。お向かいの床屋の婆さまだ。美容
室は顔剃りがないので時折、顔剃りだけに行く。2千3百円と高いのだが、
ショバ代を納めるつもりで行く。ご主人はカットがないので横でいつも新聞
かテレビを見ている。この辺はどこも会社が無くなって客が減ったと嘆いて
いた。どこもサバイバル。生き抜ぬいてみせる。