5.「地の利、時の利、人の和」

私事になるが、父が先月の1月17日で70歳の古希を迎えたのだが、心臓
の血液が逆流していることが分かったらしく、手術をするとの話があった。
以前に母は乳ガンをわずらい、母はその後も肺ガンにかかり、片肺を半分切
除したのだが、困ったものだ。

母方の祖母は認知症になっているものの90歳の卒寿を向かえ未だ健在。少
なくとも高齢者から順に往生して貰わねば親不孝というものであろう。

私はまだ37歳の若造であるが、老いの話を聞くと、もう人生の半分まで来
ているのかもしれぬと感じることも多い。そう思い始めて数年になるが、考
える中で感覚や立ち位置が変わってくる面もあった。

マイナスに考えそうであれば気にしないようにと考えつつ、半分の命とする
ならば、やりたいことを悔いのないように進めて生きなければとも思い、今
の生活を続けるなかで、無意識にスイッチが切り替わった観がある。

具体的に何をするかだが、今のまま進めるのが答えだ。開拓営業をし、色々
な人と出会い、受注を増やし、よりレベルの高い次元に会社を導く。そのた
めに何ができるか。こればかりは「地の利、時の利、人の和」であろうから
地道なことを続けていくしかないだろう。

スタッフの育成も重要になるが、20代のスタッフの魂は燃えさかる勢いも
強く、教育などというよりも、彼らに任せて時折手を添えるように導くこと
も必要なのだろうとも思う。

私自身が何をしたいというよりも、彼らの思いを集め、その方向を目指し、
ひとつ先のビジョンを提示する。それが役目だとも感じ、今私の中で考えら
れる点でもあり、実行したいと思える点でもあるといえるだろう。