1.「前のめり過ぎない」

日々頭を抱える点に「売り上げ」と「会話の劣等感」がある。そんな思いを
原点に返らせてくれるのが、新人スタッフの動きだ。純粋に仕事に取り組む
姿勢からは学ぶ点が多い。それと比べると、なんと自分は粘着質で「しつこ
い」のだろうと思う。

完璧主義というほどでもないが無理をしてでも上手くいかせようとする。そ
れが自分の範囲なら良いが、スタッフらに向くとかえって邪魔になる。人の
成長など樹木のようなもので引っ張ったところで逆効果。決まった量の水を
やり、温度管理ぐらいしか出来ないものであるから、過干渉は禁物なのだろ
う。

それこそ水や温度も放っておいて、曇りになろうが雨になろうが自分は太陽
のように決めた事を進め照っておれば良い。

入社してある時期まで、頑張ることも大事だが、結局仕事は頑張りでやるの
ではなく、良い習慣で継続させることと学んだ。

そして「会話の劣等感」では、相手の話を聞く重要性をもっと学ぶべきだろ
う。

会議にしろ何にしろ、自分自身が欲深すぎて前に出ようとする。例えるなら
ば、結婚式に招待され新郎新婦より目立ってしまう状態。何かにつけこだわ
り過ぎて生きることで。性格がしつこくなり、キレやすく、耐えることを美
徳とし、融通がきかず、心にゆとりがなくる。その原点が欲深かさなのだろ
う。

そこでスタッフらから学ぶのは「ゆるくてもいいじゃないか」という点だ。

とはいえ度が過ぎるとマズイが、そこは上手くバランスが取れるでしょうと
自分にいってやりたい。出しゃばるでもなく、引きすぎでもなく、存在して
いるが目立たない姿。結局心が張りつめ折れてしまえば本末転倒だからだ。