ドラゴンに倒され、自信を無くした人への励ましとは何か。

物事を進めていく中で、右に行け、左に行けと、人や書物から色んな助言を受けられる。それらを取捨
選択しながら進んで行くが、選ぶ段階では、誰しも大小はあるが、信念に基づいて選択していると感じ
る。

同じような考え方で自信を持って強く生きる。行動をするという言葉もある。しかし、自信という言葉
は心の中の勘違いで存在しているように思う。なぜなら信念も似ているところはあるが、信念は勘違い
でも信念。自信の場合は、その正反対の劣等感に簡単に変化する。

自信と劣等感は同じ場合があり、大食いという自信もあれば、大食いという劣等感も存在する。

中でも自信が持てる人は、何より自信を持つに越したことはない。プラスの勘違いを起こす事が出来れ
ば、これほど強い事はないからだ。

しかし自信を持てない人は、同じ大食いという自信の部分が、劣等感に変わってしまい、挙げ句、大食
いだから出来そうにないと、逃げ道にしてしまう場合もある。

世の中を引いて観ると、自分が生きているから世界があり、死ねば世界は消えるとも考えられる。主人
公はそれぞれ自身。テレビゲームでは、お金を貯めて武器を買い、経験値を貯めてドラゴンを倒す課程
があり、そうしたテレビゲームの側面を考えると、ドラゴンに負けて自信を無くしたり、劣等感を感じ
ても、結局経験値を貯めて挑むしかなく、ドラゴンに勝てないプレイヤーに、自信を持てと励ますのは
励ましとして正しいのかを考えてみた。

ドラゴンに勝つには、お金を貯め武器を買い、経験値を貯めてレベルを上げて挑むのが流れ。悲しい事
だが自信や劣等感と、ゲームの攻略には結びつきがない。やる気の部分では、勘違いでも自信があるに
越したことは無いが、攻略をするには自らが考えて挑む姿勢と、方法が必要だ。そこで信念に則って動
くことになるだろうと考えたが、社会でもある種、同じ事がいえるのではないかと感じた。