精神的未熟さ

一度この心境にはまると泥沼になる。

これはどう説明しても、簡単に説明出来ないが、
経験のある人には分かるのだろうが、
未経験の人には、全く理解は出来ないだろう。

分かった風に「プラスに考えよう」
などという者もあるが、勿論そんなものではないし、
「もっと大変なこともあったよ」など、
励まそうとする人もある。
しかし、こうした状態は何かと比較できるものではない。

軽めに例えれば、体中を蚊に刺された状況で、
過去の悲惨だった話をされても、
それは大変だったろうけれども、
この痒みが治まるものではなく、
むしろ、痒いときに、
ややこしい話しをされても困るという心境になる。

それにしても、なぜこの心境になるかだが、
認めたくないものの、恐らくは自立が出来ていない点、
精神的未熟さ。人のせいにするなら、
愛情とは何かを知る機会がなく、
人と接しても心の繋がりが感じられない点。

もっと大きくいえば、社会的に、
物質の豊かさや名誉を求めたことでの弊害。
精神面の豊かさが疎かになっている点だろう。

まぁ結局は、個人的に根無し草のようで、
孤独に打ちひしがれているということなんだろうけどね。