ひとりで

ひとりでくよくよ考えずに

しかし何も出来ない

ただ時間がたつのを待つしかないのか

つらい毎日がつづく

気がまぎれることをしても

すぐに現実に引き戻される

通り過ぎた日々

輝いてみえる過去

未来はどうなるのか

今は何も見えない

激しい雨が街を濡らす

僕の明日はどうなるのか

片付ける気にもなれないこの部屋で

崩れるように眠るだけ

明日が来ればきっといい日になるはずだと

それを信じて眠るだけ

でも問題が片付かない限り

何も解決はしない

それも分かりつつ

蹲って眠るだけ

稲光が街を照らし

夜空が騒ぐ

繰り返されるテレビに

時折ひきつけられ

涼しげなエアコンの風

時計の針の音

裸で眠る

そんな夜