心の風邪

最近痛感することは、やはり、気分を壊して伝えた場合、絶対に
相手に伝わらないということだ。理由にかかわらずほぼ間違いない。

部下の足らずや、ミス、それが部下の嘘や騙しであったとしても、
私が発見し、私自身が気分を壊して部下に指導をしても、結局何も
部下には伝わらない。なので改善もない。

力ずくでさせれば出来るだろうが、私がいなければ進行されない
のは目にしなくとも分かる。

次に、私が上司から指摘を受け、私自身が気分を壊した場合。ど
んなに正しくとも理解はされない。

また上司から馬鹿にされたり、笑われたりしても、私自身が気分
を壊せば、話しは確実に悪い方へと向かう。

基本は気分を壊さないことだ。

気分を壊すのは自分の責任だ。絶対に原因は周りや相手ではない。
そう考え努めるが、なかなか難しいところがある。しかし、気分
を壊すのは自分の責任であることは突き止めた。それだけでも
一歩前進だろう。

なぜ気分を壊すのか、さすがにこの歳になって、物に対して気分
を壊すことは無くなったが、人に対してはまだまだ多い。なぜそ
んな幼稚なことをするのかは自分でもまだ見えていない。

服を着ようとして破れた場合、悪いのは自分の服の着かただとい
える。

弱い服も問題だが、ならば弱い服を作った人間が悪いのかもしれ
ない。決して服が悪いわけではない。そこは理解できる。

しかし、人に馬鹿にされた場合、悪いのは人だと思ってしまう。

なので服に例えれば、その服を永遠と指導してしまう私自身はな
んと滑稽なことだろうと思う。更に納得いかず、スタッフ総動員
で、その服を指導した経験もある。

人は環境の一部で、作られたものだ。その人物も犠牲者だろうし、
納得できないのであれば、退職させるか、自分が退職するかしか
ない。人は絶対に変わらない。変えられるのは、それぞれ自分自
身だけだ。

そんな事に気づくのに十年近くかかったのは、自分自身、怒りは
制御出来ていると自負しているところが原因だろう。相手に対し
本当に怒る事はない。過去心底腹が立つと感じる出来事や人物も
いない。なので、それで良いと思っていた。

しかし、怒りとは違う、気分を壊すというこの症状、これが相手
の気分を壊すことに繋がり、相手の怒りに繋がる。少しでもこの
人は馬鹿だな、と私が感じた場合、私は怒っていなくとも、相手
はドンドン怒る。内なる怒りかも知れないが、相手はひたすらに
気分を壊す。すると相手は理解しなくなり、感情的になり、こち
らにミサイルを向ける。そこで、感情的になっていることに対し、
私も強く威嚇してみせる。そして感情的な人間は制御不能になる。

静的感情人間もいれば、動的感情人間もいる。

相手に納得をさせたくないとき、気分を壊して伝えるだろうから、
気分を壊して伝えるということは、伝えようとしていない行為な
ので、スタッフは辞める。

気に入らない人間はいらない。そうも思うが、気分を壊すことは
心の風邪だ。気持ちの良いものではないし、風邪をひいたのなら、
うつした人間を責めるより、まずは治すことだろう。

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