存在

自分と世界はどちらも同じ。
そう、自分は世界そのものだ。

あなたと境界線が違うと感じたならば、
あなたは体とも違う存在となり、

あなたはひとりとなる。

そうなると、なぜひとりでいるのかも分からなくなるだろう。

実際に、あなたは存在しない。

体が先で、あなたは彼らに作られた。

死を信じるとはなんだろう。

死を理解してみるとする。

例えば世の中にはいろんなスケジュールが存在する。
宿題や納期や休暇など、

人はなぜ期間を設定するか、
その期間に精一杯の努力をするからだろう。

DNAも同じだ。

細胞が集まり、ひとつの体となり、
頭を使って、経験させる。

もしあなたが依頼者なら、期間を設定しないだろうか?

DNAたちは彼らをまとめる意識を作り、

その意識には個の存在と認識させ、

期間を設定し、共に経験をする。

信じるかどうかに関わらず、

少なくとも仕組みはそうだ。

舞台劇でひとつの役があるとする。

舞台が終われば、そのキャストは死ぬ。

しかし、みなの心に存在する。

言葉は第二のDNA。

その経験を伝えて、相手に記憶させる。

舞台もドラマも映画も現実ではない。

しかし現実。

存在しないが存在する。