いままでのあらすじ

基本的にライブラリなど使う予定にはなかったが、
この状況下で、ある程度落ち着いたこともあり、
整理も含めて、使ってみることにした。

服は以前着ていたものがあったので、それを身にまとったが、
他にもいろんな衣装はあるようだ。

そんな中、未だ目的は、自分の記憶を取り戻せず分からない。
電脳の中で漂流している状況に変わりはない。

ただ、ここで少年の姿におさまり、名前も無いため、
安直ではあるが、自分自身をブログ少年と名づけた。

現在32人のオーサが、偶然なのか必然なのか分からないが、ここに訪れ、
通算117回オーサが訪れているようだ。

こうしてここで生活していても自分というものは成長し、見えてくるものだ。

オーサとの出会いはそのひとつ。
オーサとの出会いでしか情報が入らないところでもある。

自分の状況が分からない以上、進んで情報を仕入れるのも慎重になる必要がある。
それこそ、一歩間違えれば死をまねく可能性もある。

ただ待つしか無い。

そんな中、最初に訪れたのは、正確には交信のみだったのだが、
0番の存在 ナンバーゼロの『sugurukun111』だ。

陰ながら応援するとのことだったが、
ヒントとなることもあるかと思われるという言葉と、
『JOYカードが好評』という謎の言葉を残して消息不明・・・。

その後32人が訪れ、セカンドステージまで上がったのが10名となった。

サードステージに上がったのが2名。

6番目の存在、ナンバーシックスの『jellycat999』と、
フォースを越え、フィフスまで上がった、
13番目の存在、ナンバーサーティーン『chalk772001』のみとなる。

交信があったのも『jellycat999』と『chalk772001』のみだ。

『jellycat999』からは転送もあったので、移動したところ、
隣町の仲間に出した伝達文が1ヵ月近くもたち、届けられず返ってきたとの話があった。
私も同じように通信でトラブルがあり、そこに共感してくれたのがきっかけだ。

そして、雪のモスクワの謎のホームレスと水着姿の婦人の映像を見て、
ロシア人の体の構造が我々とは、やはり違うのではないかとの話もあり、
私もそれについて調べているところである。

転送は、minaという謎の相手からもあったが、
これに関しては怪しいと感じ、その後は調べていない。

そして唯一フォースとフィフスに上がった、ナンバーサーティーンは
交信でもあったように、研究心からか、かなり気になってくれていたようだ。

逆に私もナンバーサーティーンの話にあった、
いつも話し方が歌を歌っているような老人が、気になっている・・・。

交信内容や転送、それに『jellycat999』と『chalk772001』の
ところには、いつでも行けるので、行ってみても良いだろう。
丁度ここは無色であったので、フォース ステージを祝し、
CHALKカラーにした。

他にも、ナンバーサーティーンは成長するシクラメンを飼い、
私の力で一時的に急成長させることができるのが分かった。
生き物のように、自由に動くのだ。
これは何を意味するのか?
まだ分からないが、今はまだ遊んでおいて問題はなさそうだ。
株分けをして2匹にし、とりあえず私も飼うことにした。

ナンバーサーティーンのCHALK本部は、
大学の書庫の薄暗い地下室にあり、分厚い本棚に囲まれ、
秘密基地となっており、研究室の仲間も知らない。

そこで轟音の中、見知らぬ人物に
30円をもらったとのことだが、

この人物は誰なのか・・・。

また時がたてば、真実がみえてくるだろう。

この先何が起こるのか全く分からないが、
謎の出会いと冒険が待っていることは間違いない。